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              岩切裕子
  
「これから摺りの実演を始めます。 
版種は水性・油性併用木版です。
インクの種類や版の作り方を変えるのは、
インクの付き方を変えるためです。
軟らかい表情を出したり、強い色面を作ったり、
画面に合わせて選択します。



道具をご紹介します。
 上図 A:本ばれん…竹の皮をよってつくられたもの。
     B:ベアリングばれん…ベアリングの回転によって圧をかける。
     C:チェーンばれん…ボールチェーンを竹皮で包んだもの。  
     D:外見当…多色刷りの際に版がずれないようにするためのもの。
     E:紙パレット…インク練り台。通常は大理石を使用。
     F:インクへら…インクを練るもの。
     G:スポンジ…細かいパーツにインクを載せるために使用。
     H:ゴムローラー…広い面積にインクを載せるために使用。
     I:木版用ブラシと刷毛…水性のインクをのせるためのもの。
     J:トレース用紙…原画を版に転写するためのもの。


 彫刻刀と バレン

      
油性刷りには版画用の油性のインクを使います。
通常は大理石のインク台を使用しますが、
紙パレットでも代用できます。
水性刷りには透明および不透明水彩、
または日本画用の絵の具を使います。

今日は油性インクを使う部分のみです。
マチエール版に活版印刷用白インクをローラーで載せます。
マチエール版は、アクリル絵の具用の盛り上げ剤を使って、
レリーフのように凸面を作ってあります。
活版インクは粘りが強く、ばれんで刷って紙を持ち上げるとき、
引っ張られてインクが点のように紙に残ります。
この点のマチエールがベースになります。
これが地紋のような役目を果たし、
上からインクを載せることで浮き上がってきます。


それでは「キリエ」を摺ってみます 
 「キリエ」完成作品

「キリエ」のための版  写真内の1〜6は刷りの順番です。
   

    
 
それぞれを摺るとこのようになります。



 
紙を載せ 竹皮のばれんで軽く刷り
これが乾いてから、各パーツを刷ります。




パーツごとの版にインクはローラーまたは
スポンジを小さく丸めたものを使って載せ
ベアリングばれんで圧をかけて刷ります。




お疲れ様でした。



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