木村繁之氏の工房を訪ねました

2002年5月17日(金) 雨
福生市

木村繁之( 1957年〜)


セントポールギャラリーで今年から個展<6月15日(土)〜30(日)>をさせていただいた
木村繁之氏の工房を訪ね、これまでの作品を拝見し、刷りを見学してきました。
木村さんは、その深く静かな作品のイメージそのままの方で
おだやかに、根気よく私たちに解説してくださいました。
すっきりと整理された工房と、雨の音と。
とても心地よいひとときでした。

木村さんについて・・・

★版画と立体
立体は1986年頃から制作を始め、今は隔年で版画と立体を制作。
間の1年で、その前の作品とこれからの作品についてじっくり考える時間が取れるそうです。

★木版を始めた理由

「版木がやわらかく自由で、いろんなことができるから。水性木版の繊細な色にも惹かれた」

★作品の移り変わり
学生時代:黒の強い線が生きた木版画

1985年頃:<木版凹版>白のままの背景に、線描のカラフルなふわふわしたモチーフがちりばめられたような作品
        プレス機使用していた

1994〜1995:徐々に渋目の色になり、線描表現から面表現へ

1997〜現在:背景(地)のない作品を一度リセットして、ベタ背景の作品(いわゆる木版らしい作品)に


★モチーフ
「モチーフの手・顔・鳥・・・は大きな名詞で捉えているので、誰の顔か、何の鳥かということは重要ではない」

★作品について
「買ってくださった方が飽きのこない作品を作りつづけてゆきたい。
客観的に見て、自分が飾りたいと思えるものを制作したい。寝室に飾っていただけたら嬉しい」

アメリカン・ハウスをシェアされている工房は
白が基調で、シンプルでした。
今年は自宅の庭にたくさん白バラが咲いたそうです。




                木村繁之 作品

Eメール